家庭でもオフィスでも無線LANの導入は増えています。
しかし、中には有線LANが無線LANよりも優れている場合や、有線LANにしかないメリットなどがあるのです。
それでは、無線LANと有線LANのメリットとデメリット、そしてどのような場合に有線LANを選択したほうがいいのかを解説していきます。
▶︎目次
1.無線LANのメリット・デメリット
メリット
- ケーブルがないため、オフィスがすっきりする
- レイアウト変更に伴う配線工事が不要
- 範囲内であればどこからでもネットに接続できる
- スマホやタブレットもカンタンに接続できる
デメリット
- 有線LANのルーターよりも高額
- 通信速度が有線LANよりも遅い
- 場所によっては電波干渉を起こし、電波が届かないところもある
- 外部から不法侵入される恐れがある
- 情報量が多い場合は向いていない
- PCやデバイスが無線LANに対応していない場合も多い
- 鉄筋コンクリートでは電波が届きにくい
- 他の電波を発する機器の影響を受けて、通信障害を起こす場合がある
以上のメリット・デメリットから、無線LANは配線をスッキリさせたい場合、通信速度を気にせずにスマホやタブレットでインターネットを楽しみたい場合、複数の部屋でネットを接続させたい場合などに有効です。
ご自宅でしたら無線LANのほうが使い勝手がいいかもしれません。
2.有線LANのメリット・デメリット
メリット
- 無線LANよりも通信速度が速い
- 通信品質が安定している
- ルーターやケーブルが安価で、構築しやすい
- 外部から侵入されるリスクが低い
- 情報量が多い通信に向いている
- 目に見えるので不具合が起こった場合に原因を把握しやすい
デメリット
- LANケーブルが必要で、配線がわずらわしい
- 大半のスマートフォンやタブレットにはLANポートがなく接続できない
- ケーブルが邪魔になる
有線LANには以上のようなメリットとデメリットがありました。
セキュリティーの面や通信品質からして有線LANは特にオフィスでは選ばれることが多いです。その他、デスクトップのパソコンを使用している場合や、初期費用を安く抑えたい場合にも有線LANがおススメになってきます。
3.まとめ
無線LANにも有線LANにもメリットデメリットがそれぞれあり、どちらが良いかは使用する環境や状況によります。
最近はノートパソコンで仕事をしたり、個人のデスクが決まっていないというオフィスもあります。そのような場合は無線LANが有利ですが、基本的にオフィスでる要する場合はセキュリティー面や品質などを考慮すると有線LANが有利であると言えます。